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日本プロレス、日本橋浪花町道場で稽古するレスラーたち

日本プロレス時代の貴重なショットを公開しているのは「東京スポーツ」(2013年9月6日付)です。なんと、1960年の日本橋浪花町道場での一コマです。

1960年といえば、ジャイアント馬場とアントニオ猪木が入門した年です。その先輩は、大木金太郎、ミツ・ヒライ、田中忠治、ミスター林らですが、その人達と一緒に稽古中。監督は沖識名で、九州山やジョー樋口も頑張っています。

日本プロレス道場.png
まだ沖識名はコーチとして動けたんですね。まだ相当力もあったのだろうと思います。これがリングに上がると、外国人レスラーにシャツを破られ、投げられてしまうのですから、レフェリーも大変ですね。

ジャイアント馬場だけがシューズを履いていますね。それもプロレス用のリングシューズではなく、野球時代のスパイクから金属を外したもののようです。

レスラーはみんな、若いのはもちろんですが、まだ体が出来る前で痩せていますね。大木金太郎などは別人のようです。

ミスター林は、晩年のポッコンとお腹の出た体形ではなく、この頃はまだ有望な若い選手の体型でした。力道山時代は、それだけ若手に対する稽古は厳しかったんでしょうね。

何しろ、ミツ・ヒライが後に、過酷なトレーニングのために心臓肥大になったと述べています。運動選手がたまになりますね。

いったい、ミスター林はいつからビール腹スタイルになったのでしょうか。入門が早いから先輩なので、誰も練習をサボっても注意をしなかったのかもしれませんね。



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ここから、さらに上田馬之助、本間和夫、星野勘太郎、グレート小鹿、魁勝司、マシオ駒、大熊元司、山本小鉄と続々入門してくるんですね。
東スポ・日本プロレス.png
 写真は1960(昭和35)年、東京・日本橋浪花町にあった日本プロレス道場(プロレスセンター)での一コマ。沖識名レフェリーの指導のもと、受け身の練習に励む若手選手たちの姿だ。
 右から入門間もない猪木寛至(アントニオ猪木)、馬場正平(ジャイアント馬場)、九州山、沖レフェフェリー、林幸一(ミスター林)、平井光明(ミツ・ヒライ)、大木金太郎(キム・イル)、田中政克(田中忠治)といった面々。ちなみに前方で「犬神家の一族」のごとく両足を上げて受け身の見本を披露しているのは樋口寛治、後のジョー樋口レフェリーだ。
 このころ、プロレスラーとしての基礎を培った猪木は「もちろん根本の師匠は力道山だが、細かい技術的な画で言うと、レスリングが吉原さん(功=後の国際プロレス社長)、寝技や関節技、絞め技が大坪(清隆=日本プロレスのコーチ)さん、そしてプロレス全般の師匠は沖さんだった」と述懐している。
 荒れ狂う外国人レスラーにシャツをビリビリに破かれ、小太りな体形をさらす姿で知られる沖レフェリーだったが、実はハワイ相撲の横綱で、柔道ベースの関節技をもマスターした猛者。大相撲の関脇からプロレスに転向した力道山を短期間で世界のトップレベルへと育て上げた指導者としての手腕もダテではない。
 1回のテークダウン、投げ技によってポイントが加算され、勝敗を左右するアマチュアのレスリングや柔道競技と違い、プロレスはいくら投げられてもダメージさえ残らなければOK。レスリング選手や柔道選手は「デークダウンを取られない、投げられない」ために鍛錬を重ね、反射神経を磨く。技の攻防でお客さんを楽しませることを目的とするプロレスの場合は「投げられても平気」な肉体をつくり、受け身の技術を磨く。根本的に発想が違うのだ。
 日本マット界では11月に藤波怜於南(父は藤波辰爾)、12月に百田力(祖父が力道山、父が百田光雄)と2世、3世レスラーのデビューが続く。プロレスを知り尽くした父親たちが最も心配し、細心の注意を払っている技術が、このプロレス独自の受け身だろう。(毎週木曜掲載) 「東京スポーツ」(2013年9月6日付)


なんにせよ、昭和プロレスはサイコーです。

ジャイアント馬場「甦る16文キック」 1 (SJムック)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
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