ジャンボ鶴田といえば、プロレスだけでなく、レコードを出したり、ドラマに出演したりと、天龍源一郎と違い、昭和プロレスの時代にしては器用なレスラーだったと思いますが、そのジャンボ鶴田が27年前、中尾ミエと森山良子が進行役を務めるテレビ東京系の人気トーク番組『ミエと良子のおしゃべり泥棒』に出演したときのことを『東京スポーツ』(5月16日付)が記事にしています。
ジャンボ鶴田のプロレス以外のテレビ出演といいますと、やはり真っ先に思い出すのは『俺たちの旅』(1980~81年、ユニオン映画、日本テレビ)の最終回でしょう。
まさに、昭和プロレスの時代に放送されていたドラマですね。
ストーリーは、中村雅俊、津坂まさあき(秋野太作)、田中健の3人を中心に織りなす友情と青春群像。日々の生活で経験する挫折や喜びを飾ることなく活写した鎌田敏夫脚本のいいドラマでした。
ドラマは最終回のまさに最後のシーン。田中健が“いい女”をナンパしようと思ったら、実は彼女はカレシと待ち合わせだった。
そのカレシがジャンボ鶴田だったというストーリーです。
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ま、その話はともかくとして、今回『東京スポーツ』が取り上げているのは、中尾ミエと森山良子が進行役を務めるテレビ東京系の人気トーク番組『ミエと良子のおしゃべり泥棒』。
ゲストからいろいろ話を聞いて、最後に2人がほっぺにチュッという構成でした。
左写真は28年前の1986年3月21日、テレビ東京系の人気トーク番組「ミエと良子のおしゃべり泥棒」(当時、土曜午後10時から放送)の収録で、森山良子とともに番娼ホステスを務める中尾ミエに笑顔でカナディアン・バックブリーカーを仕掛けるジャンボ鶴田さん(当時34歳)の姿だ。
2000年5月13日に亡くなって、はや14年。命日に近い16日には、鶴田さんが現役生活を全うした全日本プロレスの後楽園ホール大会でメモリアルマッチ(渕正信、井上雅央VS秋山準、金丸義信)が行われる。
歌手としてレコードを発売するなど芸能活動にも積極的だった鶴田さんは、テレビのバラエティー番組やドラマ(人気ドラマ「俺たちの旅」最終回のラストセリフは鶴田さんだった)、CM(井関トラクターや日野レンジャー)にもたびたび出演。まだ「プロレスラー=コワモテ」というイメージが圧倒的だった時代にも、鶴田さんはニコニコ笑顔でプロレスラーのお茶の間好感度アップに貢献(リング上でもニコニコしていたが…)。
「♪寂しくなったらいらっしゃい 電話もノックもいらないわ」のオープニング曲でおなじみの「おしゃべり泥棒」は、中尾(当時39歳)と森山(当時38歳)の手練手管のトーク術でゲストから初体験話や恩わぬ下ネタをも引き出すことで大人気。
鶴田さんもご多分に漏れず初体験話や当時新婚だった保子夫人とのなれ初め秘話などを披露したのだった。
「うまくのせられた」と冷や汗タラリの鶴田さんだったが、収録中には中尾をカナダ式背脅折りで持ち上げつつ、右手ではしっかりとオッパイをわしづかみにして逆襲。肩の上の中尾から「あなた、胸触ってるわよ!」と注意され、スタジオを笑いの渦に包み、最後は番組恒例、年上女性2人からのWキスにご満悦だった。
というまあ、ジャンボ鶴田の命日だから他愛ない思い出話を、というわけです。
しかし、この番組ももう27年も前のことなんですね。
昭和は遠くなりにけり、ということでしょうか。
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2014-05-29 00:39
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カナディアンバックブリーカー・・腰椎辺りだと効かない気がするのですが、どうせだったら技かけるに、ベアハッグのが密着してよかったのになぁ。・・・武藤も確か山梨の出身でしたね。
by ミスカラス (2014-05-31 17:29)