秋山準、諏訪魔、曙ら所属選手が、レッドウォールジャパン(白石伸生社長)を親会社とする全日本プロレスから独立するとの報道が、ファンの間では大変話題になっています。秋山準が、昭和プロレスを語る上で欠かせない「全日本プロレスは2度裏切れない」と言って再入団したばかりなのに変だなあと思いましたが、まあ書かれている報道や掲示板での話の流れでは、親会社お金のことが原因で、しかも個人的な離脱ではないようですね。
報道の表記は「退団」ではないんですね。
あの三沢光晴ら大量離脱の時も、「退団」でしたからね。
つまり、会社が今後もある中で個別に抜けるのではなく、抜ける人の方が「主役」。会社自体がもう存在しなくなるかもしれないということを表しています。
思えば、今どき、プロレス団体に多額の金を払って、会社ごと引き受けるキトクな人がいるのが不思議でした。しかも、武藤敬司の全日本プロレスは赤字もあったわけですよね。
要するに、白石伸生氏は、自分を大きく見せてカネを引っ張るタイプの人だったんですね。
自分のところの経営がじつはうまく行かず、給料未払いが慢性化しているところでうってでた起死回生策は全日本プロレスの買収。
それによって、その知名度と看板を得、さらに金力のあるように見せることを狙ったものの、実は選手たちのギャラも支払えず、限界に来てしまった、ということでしょうか。
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もともと、スピードバーナーズの子会社という位置づけだったのを、白石伸生オーナーの個人会社の子会社にしたときから「おかしいな」といえばおかしな話でした。
でも、当時の借金を肩代わりして、別派(武藤敬司派)がいなくなって、昔の全日本に近い形にしたところまで道を付けてくれたということで、秋山準や諏訪魔らは感謝はしているでしょうね。
秋山らが現体制の全日本から“独立”で新会社設立へ
デイリースポーツ 6月4日(水)13時33分配信
現体制の全日本プロレスから“独立”し、新会社の社長となる秋山準
全日本プロレスの秋山準(44)、諏訪魔(37)、曙(45)ら所属選手が6月30日の契約満了をもって、2012年11月からオーナーを務めていたレッドウォールジャパンの白石伸生社長(41)のもとを離れ、“独立”することが4日、分かった。和田京平名誉レフェリー(59)らスタッフも追随し、7月から新会社を設立、秋山が社長を務める。企業の支援は見込んでいるものの、親会社は持たないという。新体制での初戦は7月12日の大阪・ボディメーカーコロシアム第2競技場大会となる。
今回は、ノアの時の違い、分裂ではなく、会社の実質がまるごと新会社ということだから、ノアの時のような「嫌なムード」はないですね。
何でも、横浜の道場は今も馬場家所有なので、新会社が馬場家と交渉すれば無問題。3本のベルトも復活するかもしれないと書かれていますね。
さらに、馬場家、つまり馬場元子さんと交渉できるのは自分しかいないと秋山準が語っているとか。
だから馬場元子スポンサー、秋山準新社長という可能性もあるでしょうね。
しかし、そうすると、いったいノアの騒動は何だったんでしょうか。
三沢光晴と仲田龍は寿命まで縮めて、結局残った現役選手は馬場家に戻っていく。
まあ、今のノアの人たちはさすがに合流とはいかないでしょうが、井上雅央とか、ノアを斬られたフリー選手は全日本に戻ってきていますし、今後はそういう選手が何人か出るのかもしれません。
2014-06-04 16:37
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コメント(2)
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プロレス業界も大変なのですね。
by pandan (2014-06-05 10:48)
>>pandanさん
そうですね。冬の時代ですね。
by 昭和プロレス (2014-06-14 06:03)