ブルーノ・サンマルチノの銅像を、生まれ故郷のイタリアのピッツォフェッラートで、本人も見守る中で公開されたという動画が、Facebookのタイムランを流れてきました。ブルーノ・サンマルチノといえば、昭和プロレスのスター。かつてのWWWF世界ヘビー級チャンピオンであり、日本ではジャイアント馬場との熱戦が印象的です。
生まれ故郷のイタリアのピッツォフェッラートで、本人も見守る中、ブルーノ・サンマルチノの銅像が公開されたそうです。
ブルーノ・サンマルチノの銅像
為政者が作らせた銅像や石碑には、政治的意図を勘ぐらざるを得ませんが、生まれ故郷のイタリアということは、きっと地元民の「郷土の英雄」を銅像化しようということだったのでしょう。
ブルーノ・サンマルチノといえば、最近も、NHKに登場しました。
いえ、本人ではなくポスターで。
やはり、Facebookのタイムランからです。
1967年というドラマの設定を表現するために、当時実際に行われた試合のポスターを小道具として使っているのです。
もっとも、ポスターには、「インターナショナル選手権1967年3月7日蔵前国技館」と記されていますが、ポスターの写真は、3月2日大阪府立体育館の同カードのものと思われますが、そういうツッコミはこの際措きましょう(笑)
1967年3月7日大阪府立体育館の中継より
プロレスも21世紀になリだいぶ変わってしまいましたが、昭和プロレスに比べていちばん変わったと思えるのは、レスラーの佇まいです。
劇画のキャラクター化した姿は、派手な衣装と、ボディビル的な筋肉、相手との相互協力ぶりがわかる技のカーニバルなど、格闘サーカス、WWEに至っては、筋肉モンスターたちのコミック・ショーとの酷評も聞きます。
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しかし、昭和プロレスのレスラーたちは、試合でアスリートとしての凄みを見せ、衣装もポーズも、決して今のように派手ではありませんでした。
ブルーノ・サンマルチノの、半歩右足を出して、相手に挑むポーズは、非常にシンプルですが、凄みを感じます。
余計なことをしなくても、分厚い胸板の自分は、これで十分に凄みを表現している、というブルーノ・サンマルチノの自信が伺えます。
一方、長身で懐の深いジャイアント馬場の、おもいっきり手を広げたポーズも、ジャイアント馬場の特徴をよく表しています。
そして、2人がそのポーズでにらみ合った、全日本プロレス旗揚げシリーズのポスターこそは、2人の異形の対決の凄みを端的にあらわした、私はプロレスとしては最高傑作と言ってもいいポスターだと思いました。
昭和プロレス、サイコーです。
昭和プロレスファンあるある
- 作者: 昭和プロレスファンあるある委員会
- 出版社/メーカー: ラトルズ
- 発売日: 2016/09/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
サンマルチノは NYの世界チャンプで レスリングレビューでも 常にランキング1位 初めて来日が決まったS42のときは「わくわく」したのを覚えています。怪力世界一 、人間発電所 確かにゴツゴツして「力持ち」感はありましたが、期待が大きすぎて ちょっとガッカリしたのを覚えています。今 日本TVのビデオ見ても 「馬場と安心のプロレスしています」豊登あたりと対戦してみたらおもしろかったかもしれません。
by HONDA (2020-11-30 21:02)