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オックス・べーカーといえば生肉かじりだった

オックス・ベーカーという昭和プロレスらしい悪役レスラーがいました。国際プロレスではラッシャー木村と金網デスマッチの激闘、全日本プロレスではジャイアント馬場とのPWFヘビー級選手権が印象深い。そのオックス・ベーカーの悪役パフォーマンスといえば、なんと生肉かじりでした。対戦相手を食べてしまうというパフォーマンスだったのでしょうか。

そのオックス・ベーカーの生肉かじりパフォーマンスを記事にしているのが「東京スポーツ」(2013年7月5日付)の連載記事「東スポお宝写真館」です。当時の国際プロレスをテレビ中継していたテレビ東京の放送席で、オックス・ベーカーが生肉をムシャムシャかじっている写真が掲載されています。



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東京スポーツ7月5日オックスベーカー.png

放送席に見せつけるかのように、右手につかんだ生肉の塊をムシャムシャと食べているのは、怪人レスラーのオックス・ベーカー。1978年10月4日、国際プロレスの札幌中島体育センター大会からの一枚だ。
これから暑い夏本番に向け食中毒には要注意。肉に限らず生ものの取り扱いには細心の注意が必要だ。なのにプロレス界ときたら、観客やテレビカメラの前で堂々と、これみよがしに生肉の塊をムシャムシャ食べていたのだからすごい話…。
 テレビ中継用の放送席はある意味、悪役レスラーにとって、その悪役っぶりをアピールする絶好の場所。古くから、放送用マイクをかじる(クラッシャー・リソワスキー)、テーブルにナイフを突き刺す(ザ・シーク)、木刀や竹刀で実況解説陣を脅す(デビル雅美、ダンプ松本)、はたまたアナウンサーを襲撃する(タイガー・ジェット・シン、飯塚高史)などが存在する。
 そんな中、ベーカーの生肉食いパフォーマンスは、どちらかと言えば「万国びっくりショー」や「特ダネ登場!?」系。「TVジョッキー」に出演して披露すれば賞品の白いギターをもらえたことだろう。解説席の本紙・門馬忠雄記者(当時=現プロレス評論家)が、おびえるのではなく、ややあきれた表情でベーカーを眺めているのも納得だ。
 昔はプロレス中継の“華”であった流血シーンも今はご法度。ユッケやレバ刺しすら市場から姿を消した現在ならば、との生肉食いパフォーマンスも視聴者から抗議が殺到することだろう。  ベーカーはこの日のメーンイベントで、ラッシャー木村とノンタイトルのチェーンデスマッチで対戦。木村を大流血させてカウントアウト勝利を奪っている。


昭和プロレスというのは、かくも楽しいものなのです。

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コメント 3

pandan

いつも訪問ありがとうございます。

生肉をかじるってすごいですね。
by pandan (2013-08-02 08:20) 

キャラメルクラッチ

私は小学4年の秋にこの札幌大会の録画中継を視聴してました。勿論東京12チャンネルの「国際プロレスアワー」で。 確かに衝撃的なパフォーマンスでした!(@_@)!
by キャラメルクラッチ (2014-05-02 01:43) 

キャラメルクラッチ

上記の続きです。 オックスベーカーはただ黙って生肉をムシャムシャした訳ではなく、迫力ある低い声で「キムラ」「チキン」と吼えながら豪快に食いちぎっていたんです。 つまり、生肉は鶏肉の塊で「木村なんて臆病者、俺が食い殺す!」との意味合いを込めていた筈。 臆病者をチキンと形容する俗語的な表現は、近年ではチキンレースという語と
共に日本にも定着してきた感がありますけれど、昭和53年当時のプロレスファンは果たして知ってたのかな?? 知らないとベーカーのパフォーマンスの真意も理解されず、単なる奇行として片付けられてしまいそうで、少々ベーカーが気の毒だったかも(笑)。                                         ド
by キャラメルクラッチ (2014-05-02 20:33) 

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