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オールジャパン・プロレスリングが全日本プロレス新会社

オールジャパン・プロレスリング。かねてから取り沙汰されていた、秋山準を社長とする全日本プロレスの新しい運営会社は「オールジャパン・プロレスリング」で登記されたそうです。住所は横浜にある道場。同所は馬場元子さんの所有物。新生全日本プロレスの記念写真には、何と馬場元子さんが前列中央におさまっています。

オールジャパン・プロレスリング株式会社の船出
スポーツナビより

昭和プロレス万歳という立ち位置からすると、この写真は興味深いですね。馬場元子さんが中央に陣取っているのですから。

武藤敬司が馬場元子さんから株を譲渡された全日本プロレス株式会社は、スピードパートナーズの白石伸生氏に売却され、白石伸生氏は版権管理等の会社として同社を残し、新たに全日本プロレスリングシステムズを設立して全日本プロレスの運営会社としました。

今回、そこから全選手とスタッフがごっそり退社して、新たに作ったオールジャパン・プロレスリング株式会社に移籍したわけです。

本当は、もとの全日本プロレス株式会社を買い戻せればよかったのでしょうが、もとの会社は社歴40年で、かつ帳簿上繰越欠損もあったでしょうから、買収する者にとっては「おいしい会社」なんですね。

ですから、秋山準としては、買戻しということは考えていなかったでしょう。新会社を作って、できるなら全日本プロレスという「屋号」を使えるようにしたいというところだったのでしょうね。

そちらの話し合いはうまくいったということで、これからは秋山準の新会社オールジャパン・プロレスリングが、全日本プロレスという看板を背負っていけるわけです。

外国人から見たら、社名は「オールジャパン」で変わらないわけですからね。

でも、登記は自治体単位ですから、横浜に登記したのなら、もとの社名で登記もできたと思うのですが、まあトラブルになり得ることは避けて、無難に英語でオールジャパンにしたのでしょうね。

wikiによると、オールジャパン・プロレスリングは興業会社。その親会社として、選手団による「全日本プロレス・イノベーション」という会社も設立されていますが、いぜん発表されていた「選手たちも株主になる」というのを実践したわけですね。このへんの関係と役割はそのうち専門誌で解説があるでしょう。




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それはいいとして、記念写真の真ん中中央に馬場元子さんがうつっているのが話題になりそうですね。

今回の発表では、馬場元子さんは株主として発表されていないし役員でもないわけですが、登記している道場兼合宿が馬場元子さん所有ということなので、もともと全日本プロレスとは切れていなかったんですね。

金銭的な援助はたぶんあるのでしょう。

それとともに、新生全日本プロレスは、「ジャイアント馬場の全日本プロレス」という売り方をしていくつもりではないかと思います。

メンバーも、だいぶ帰ってきていますからね。

戦力的には、秋山準、大森隆男、諏訪魔、そして曙、潮崎豪らでやっていくんでしょうね。

登記上は新会社ですが、とにかく全日本プロレスという暖簾が、かつての全日本プロレス所属選手によって存続するのです。

このブログ「昭和プロレス今昔」としても、船出は温かく見守りたいと思います。

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