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清水一郎アナといえば昭和プロレスの名実況、ドラマも出演!

清水一郎アナ

清水一郎アナ、といえば、昭和プロレスファンには忘れられない、もとい、忘れてはならない人です。日本テレビの金曜夜8時『ダイヤモンドプロレス』の実況を長きにわたって行った人です。力道山、豊登、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、といった歴代のスターたちの実況を担当してきた人です。

その清水一郎アナですが、レスラーと違い、アナの情報はほとんどありません。

そのため、ジャイアント馬場とフリッツ・フォン・エリックが戦ったことは知っていても、その実況を行った人は、「声だけは何となく知っている」が、誰だかわからない、という人も少なくありません。

そこで、その清水一郎アナが、めずらしく画面に顔を出している動画があります。



1966年7月10日、日本テレビ系の青春学園ドラマドラマ『青春とはなんだ』の第32話「エレキで助けろ」では、勝ち抜き演奏番組のシーンで、司会者に日本テレビの本物のアナウンサーが登場。

何とそれは、あの昭和プロレス伝説の名アナウンサー、清水一郎氏であった!!

「昭和プロレス」と一口に言っても、多くのファンの実際にさすところは、全日本と新日本の激しい対立時代ではないでしょうか。

清水一郎氏の「昭和プロレス」はもっと古く、日本プロレスのジャイアント馬場全盛の時代なのです。

清水一郎氏の実況スタイルは、後の様々な名アナによって発展継承されました。


ジャイアント馬場全盛時代というのは、櫻井康雄氏によると昭和40~41年頃といいます。

このドラマは昭和41年です。

ちょうど、プロレス中継がジャイアント馬場という新しいスターの出現によって注目され、「アナウンサーは誰だろう」と言われ始めた頃でしょう。

清水一郎アナの特徴は、タ行とサ行に力を入れ、「ジャイアントゥ馬場」という「正確」な発音、「32文ロケット弾道弾」という技の命名、「日本のチャンピオン、世界を狙うジャイアント馬場」という、2語単位でひとつの区切りとなる表現など、実に特徴ある名アナウンサーでした。

『青春とはなんだ』というドラマは、やはり当時の人気ドラマ。

大河ドラマの向こうをはって、青春学園ドラマは10年続いたが、その第一弾です。

石原慎太郎の同名の原作を、日本テレビの岡田晋吉プロデューサーが夏木陽介主演でテレビドラマ化ました。

映画では、日活が石原裕次郎主演で作品化しています。

青春学園ドラマファンにとっても懐かしい作品なので、その意味でも貴重なシーンといえるでしょう。

日本プロレス全史―1854年‐2013年の闘いの記録

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コメント 3

kaka

ご訪問&niceありがとうございます(^^)
是非また遊びに来てください!
by kaka (2015-11-05 03:34) 

sarusan

子供のころから青春時代のプロレスのアナウンサーでしたね。
覚えてます、優し声に聞こえました。
by sarusan (2015-11-05 19:56) 

ジャントニオ猪馬

いや〜、清水アナウンサーの実況が大好きでした!
落ち着いた語り口は、試合を風格あるものに感じさせてくれました。
今はもう、ああいう語り口はなくなってしまいましたね…。
絶叫型のアナウンサーばかりで、興奮の押しつけはかえって興醒めだし、第一バカっぽく感じるのは私だけでしょうか?
by ジャントニオ猪馬 (2015-11-12 00:19) 

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