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百田力(力道山3世)、デビューは「昨日の敵は今日の友」から

百田力。名字でわかるように力道山の直系です。力道山の次男、百田光男の息子(31)です。来る12月16日、リキエンタープライズが主催する『力道山没50年追悼興行・プロレスの力』でデビューすると報じられ話題になっています。31歳というとかなり遅いデビューですが、かつてはプロレスリング・ノアの入門テストにも合格できず、デビューまでは艱難辛苦の道のりだったようです。

百田力がプロレスラーの入門テストを受けたのは、父親である百田光雄が当時役員を務めていたプロレスリング・ノア。まあ普通なら、情実入門があってもえかしくありません。全くのシロウトならともかく、百田力は高校時代、レスリング部に在籍していたというのですから下地だってできていたのです。

にもかかわらず入門テストは不合格。しかし、ここであきらめず、今度は折原昌夫の主宰するメビウスで本格的なトレーニングを再開したといいます。

しかし、百田光雄と折原昌夫は全く接点がありませんでした。それどころか、折原昌夫が全日本プロレスを退団してSWSに行き、その後、何があったか再び全日本プロレスのリングに上がりたいという意思をプロレス雑誌を通して表明したとき、折原昌夫が乱入しないよう、実際に会場で門番をつとめたのが百田光雄でした。

折原昌夫は、「百田光雄が怖くて」全日本プロレスへの接触を諦めたといいます。

それがどうして?

おそらく、プロレスリング・ノアを退団し、天龍プロジェクトのリングに上がるようになった百田光雄が、天龍源一郎を介したか、もしくは、天龍プロジェクトで当人同士が接点を持って“恩讐を超えて”力を一人前にすることで合意したのか、どちらかでしょう。

いずれにしても、世の中というのは「昨日の敵は今日の友」になり得るということで、教訓めいた話です。

ということで、「東京スポーツ」(8月17日付)では、百田力デビューの記事を掲載しています。

東スポ・力道山3世.png

 マット界に力道山3世がついに誕生する。力道山の次男で現役プロレスラーの百田光雄(64)の長男・百田力(31)が12月にデビューすることが15日、発表された。
 今年は1963年12月15日に他界した力道山の没後50年に当たる。力がデビューする舞台は命日の翌日に東京・後楽園ホールで開催される『力道山没50年追悼興行・プロレスの力』(主催・リキエンタープライズ)。力はこの日、都内の池上本門寺に出向き、祖父力道山の墓前に「残り4か月しっかり練習に励んで祖父に恥じない試合をします」とデビューを報告した。
 偉大なDNAを受け継ぐ力だが、ここまでたどり着くのに苦労した。高校ではレスリング部に所属。2004年に当時父が所属したノアの入門テストを受けたが、不合格だった。それでもプロレスラーになる夢を諦めきれず、昨年から折原昌夫(44)の主宰するメビウスで本格的なトレーニングを再開。群馬県下の道場まで1年半通い、ついに夢の扉をこじ開けた。
 父は「練習を見ていると爆発することがある。父をちょこっとはうふっさせる。怒った時の雰囲気も似ているかな」と息子を評する。カード未定のデビュー戦では2世と3世による親子タッグ結成の可能性が高いという。力は「デビュー戦は折原選手とやりたい。一撃を食らわすことで恩を返したい」と決意表明。178㌣、90㌔と決して大型ではないが、力造山の孫から目が離せない。(楠崎私樹)



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さて、百田力はデビュー戦でどのような試合をするでしょうか。興味は尽きません。

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