鶴見五郎といえば、昭和プロレスのレスラーの一人。悪役として国際プロレス以来42年間プロレスラーとして活躍しましたが、引退のニュースが「東京スポーツ」(8月23日付)にひっそり出ていました。
42年。考えてみたら大変な年数ですね。記事の写真に出ている鶴見五郎はすっかり痩せてしまいましたが、隣で戦っているレスラーが、70歳過ぎたグレート小鹿なんですね。
記事によると、鶴見五郎は22日、国際プロレス東京フェイス大会で維新力、松崎和彦とトリオを組み、グレート小鹿、富豪2夢路(ふごふごゆめじ)、松田慶三組と対戦。裏拳を披露するなど会場を盛り上げたそうです。
引退の理由は、4年前から足のすねの傷がふさがらず徐々に症状が悪化したからとか。プロレスの世界は、引退宣言してからカムバックすることもあるのですが、鶴見五郎の年齢とコンディションからいって、どうやら本当の引退になりそうです。
鶴見五郎は、思い出の試合にスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディとの試合をあげたといいますが、うーん、四天王ならともかく、鶴見五郎の試合相手としては失礼ですがピンときません。
まあ、その時代にともに全日本プロレスのリングに上がっていた、という証としてその名前を上げたのでしょうね。
鶴見五郎は、国際プロレス時代、ちょっとしたトラブルから選手会を脱会して団体内フリー選手として、大位山勝三と独立愚連隊を結成。
国際プロレスの広報の仕事もしていたプロレス評論家の菊池孝氏にその頃の話を聞いたことがあるのですが、選手会の後ろ盾がなかった鶴見五郎は、欠配ギャラがもっとも多かったそうです。
その後、全日本プロレスで悪役として活躍。ラッシャー木村が“本隊”入りしたときに鶴見五郎も希望したのに、ジャイアント馬場が首をタテに振らなかったといわれていますが、実際には鶴見五郎の都合だったことが明らかになっています。
>>ジャイアント馬場はケチではなくシビアだった!
外人扱いであることはドル建てのため、他の同格の日本選手よりもギャラは多かったとか。
もとより、悪役として重用され、世界最強タッグ決定リーグ戦は、マイティ井上よりも出場回数が多くなっています。
その後、SWSに行きましたが、これは判断を誤ったか、団体は2年でつぶれ、その後、鶴見五郎はジムを開きながら細々と時分の小さな団体を経営。そのリングに上がってきました。
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まあなんだかんだ言っても、全日本プロレス時代が鶴見五郎のハイライトであったことは間違いありません。鶴見五郎も、その時のことを思い出してスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディの名を上げたのでしょう。
昭和プロレスのレスラーがまた一人引退。寂しくなりますね。
2013-08-24 22:20
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小生の拙いブログにお立ち寄りいただきありがとうございます^^)
by 獏 (2013-08-25 06:18)
こんにちは!
nice!&ご来訪有難うございます!!
by シラネアオイ (2013-08-25 17:47)